欅坂46の2期生が28日(日)、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで「おもてなし会」を開催した。

20190429・欅坂46


「おもてなし会」は欅坂46の1期生や、けやき坂46(現・日向坂46)の1期生・2期生も行ってきた恒例のイベント。欅坂46・2期生だけでの初の単独イベントとなった今回は、4月20日・21日の2日間、丸善インテックアリーナ大阪で開催の後、27日・28日の2日間にわたり武蔵野の森アリーナにて行われ、大阪公演各日4,000人と東京公演各日8,000人で全4公演計2万4,000人を動員し、欅坂46史上最大規模の「おもてなし会」となった。

最終日となった28日、森田ひかるによる和太鼓のパフォーマンスで幕が開け、メンバーの紹介VTRとともに、1人ずつ挨拶を述べながらステージに登場すると、その度に会場からは割れんばかりの歓声があがった。9人がステージに揃ったところで、松田里奈が代表して「メンバー一同、この日のためにがんばって練習してきました。うまくいかないこともあるかもしれませんが、最後までゆっくり楽しんでいってください!」と呼びかけた。

グループ伝統の「おもてなし会」は、メンバーがそれぞれ音楽部、ダンス部、演劇部などの部活動に属し、パフォーマンスを披露するというもの。
放送部の山崎天(※崎は「たつさき」が正式)がイベントの進行を担当し、各部が準備している間も軽快なトークで場を繋いだ。
この日の会場となった武蔵野の森スポーツプラザでは、昨年4月に、1期生が「欅坂46 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を行っていることから、「尾関さんとちょっと話をしたんですね。ここでやるんですけどって言ったら、すごい応援してくれて、本当に優しいなって。大好きなの」と裏話も交えながら、初々しくも落ち着いた進行でファンを和ませていた。

最初の音楽部のパフォーマンスでは、まず、関有美子、武元唯衣、松平璃子がピアノで欅坂46の「制服と太陽」を演奏。オレンジ色のペンライトに照らされながら、優しい音色を届けた。
続いて井上梨名が加わり、「バレエと少年」を演奏。関がサックス 井上がマリンバ、松平がドラム、武元がピアノを担当した。
欅坂46の冠レギュラー番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)で、ドラムの経験があることを明かした際、MCのハライチ澤部から「あんまり上手くないよね?」という問いに対し、「素質あるねって言われてました」と返したことのある松平は、「バレエと少年」の演奏を終えて「練習が6回しかできなくて、ダメかなと思ったんですけど、やっぱり私、素質があるので」と自信たっぷりに語り、会場を笑わせた。


続くダンス部では、9人全員でエネルギッシュなダンスを披露。途中には松田のフラフープ、ロック好きを公言する松平の“ヘッドバンギング”など、メンバーの個性をアピールする振り付けや特技などが織り交ぜられ、藤吉夏鈴と森田は一輪車に跨がって手を繋いでぐるぐる回る“風車”を成功させ、大きな歓声を浴びた。

むちゃぶり演劇部では井上、田村保乃、藤吉、松田が登場し、2人1組で即興劇に挑戦。箱から引いたシチュエーションとオチだけを元に、アドリブでの演技を披露した。
井上&藤吉ペアは「カップルが夜の公園で星空を見上げながら甘い言葉をささやきあう」という設定で、田村&松田ペアは「ジャングルを冒険している女の子がライオンの王様にパーティーに誘われる」という設定で、それぞれ苦戦しながらもアドリブ劇を演じきった。
2組が演技を終えると、それまで進行を担当していた山崎も無茶振りによって演劇部に参加することに。森田を相方に「森で倒れていたお姫様を王子様が助けようとするがお姫様が突然怒り出す」というシチュエーションで芝居をはじめるが、王子様を演じる山崎の求愛に対するお姫様・森田の「私には夏鈴くんっていう婚約者がいるの」というセリフをきっかけに藤吉が乱入。さらに先程、藤吉とラブラブカップルを演じた井上も乱入し四角関係に発展するというカオスな展開で場内を爆笑の渦に巻き込んだ。


メンバーが思い思いのファッションに身を包み、花道を歩いた「私服ファッションショー」をはさんで、最後のミニライブへ。
スクリーンに、1期生との初対面、雑誌の初取材、昨年12月に開催されたお見立て回のリハーサルの様子などをまとめたVTR「二期生加入からこれまでの歩み」が上映されたあと、場内に「OVERTURE」が鳴り響き、9人がステージに登場。
1曲目は欅坂46の6thシングル「ガラスを割れ!」。武元がセンターを務め、全力のダンスで一気に観客のボルテージを引き上げ、2曲目の「Nobody」では一転、妖艶な雰囲気で会場を包み込む。
中盤には、グループ内ユニット・青空とMARRY(志田愛佳、守屋茜、渡辺梨加、渡邉理佐、菅井友香)の「青空が違う」を井上、関、田村、松田の4人で、FIVE CARDS(上村莉菜、長沢菜々香、土生瑞穂、渡邉梨加、渡邉理佐)による「僕たちの戦争」を武元、藤吉、松平、森田、山崎の5人がそれぞれパフォーマンス。
「手を繋いで帰ろうか」では、菅井のポジションに松田、守屋のポジションに田村が入り、振り付けに盛り込まれている恋人役をキュートに演じた。続いての「アンビバレント」では、センターを務めた森田を中心に気迫溢れるパフォーマンス。ラストの「風に吹かれても」に突入すると最年少の山崎がセンターポジションへ。花道に並んだメンバーははつらつとした笑顔でステップを踏み、盛り上がりを最高潮へと導いた。

アンコールに応えて再びステージに登場したメンバー。田村は「『おもてなし会』は最後ですけど、まだまだこれから二期生はもっと成長できるように先輩方の背中を見ながら一生懸命頑張っていくので、これからもよろしくお願いします」と、さらなる飛躍を誓い、森田は「大阪と東京で計4日間、大きい規模でやらせていただくことができて本当にうれしい。握手会とかライブにこれからたくさん参加していくので、皆さんにまた会える日を楽しみにしています」と満員のファンにメッセージ。
松田は「4日間も開催させていただいて、4日間ともたくさんの人に来ていただいて、本当に感謝しています。4日間『おもてなし会』を開催できたのはスタッフさんや全てのファンの方のおかげなので、これからみなさんに恩返しができるように、頑張っていきます」と約束した。
最後に「W-KEYAKIZAKAの詩」を会場のファンと一緒にペンライトを振りながら歌い上げて「おもてなし会」の幕を閉じた。

欅坂46は来月5月9日(木)・10日(金)・11日(土)に「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」の東京公演として日本武道館でライブを行う。

欅坂46 2期生「おもてなし会」ミニライブ セットリスト(4/28)

M00 OVERTURE
M01 ガラスを割れ!
M02 Nobody
-MC-
M03 青空が違う(井上、関、田村、松田)
M04 僕たちの戦争(武元、藤吉、松平、森田、山崎)
MC-
M05 手を繋いで帰ろうか
M06 アンビバレント
M07 風に吹かれても
<アンコール>
-MC-
EN01 W-KEYAKIZAKAの詩


引用元:TOKYO POP LINE
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